実家のある鹿児島へ親孝行(孫見せです)を兼ね1週間ほど帰郷しておりました。
滞在中・・・・・
かねてよりブログで交流のあるチーム薩摩の「ぱるさん」からうれしい一通のメールが!
「明日の午前中、山に行こうかと思っています。ユキヲさんご都合はいかがでしょうか?」
でも、ああ、そんな急な。。。
慌てて手持ちのザックZ30を覗き込む。
幸いなことに、、、トレッキングパンツ、ウールのアンダーウェアとソックス、フリースジャケット、ダウンウェア、ゲーター、ウルトラライトシェル、軽アイゼン、トレッキングポールはZ30に入っていた。
さすがにトレッキングブーツこそZ30には入って無かったが、、、
たまたま履いていたメレルのエヌマならハイカットだし防水だから大丈夫だろう。
そんなワケで・・・・・
心配された装備は問題なさそうだったので、お誘いに乗ってホイホイついて行きました。(笑)
登る山は、ぱるさんにお任せ。
素敵なトレッキングコースに連れて行ってもらいました。
場所は、鹿児島と宮崎の県境に位置する霧島山系。
最近火山活動の活発な新燃岳もここの山系に属します。
こちらは帰郷する時の飛行機から撮った霧島山系中心部の写真です。
火口から煙を上げているのが新燃岳。その奥が中岳、御鉢、高千穂峰。
新燃岳の手前の半壊した火口を持つ山が最高峰の韓国岳1700m。その右隣りの火口が大浪池。
見ての通り、あちらこちらに火口があります。
九州で1000m以上の山は火山活動によって形成されたこんな感じの山が多いんですよ。
200mm望遠で捉えた新燃岳の火口。
溶岩ドームらしきものも写ってます。
私が行った日は、新燃岳から半径4kmは入山規制がかかっていて、
新燃岳、中岳、韓国岳は登山禁止となっていました。
で・・・・・
今回行ったのは白鳥山1363m。韓国岳から見て新燃岳と反対の方角の山です。
凍結した3つの火口湖を巡りながら白鳥山に向かうスノートレッキングとなりました。
スタート地点は、韓国岳の西側にある不動池。こちらも火口湖です。
一面凍結してました。
東側を見上げると韓国岳。
赤松、モミ、ツガなどの針葉樹が多いトレイルです。
年末の雪が10~30cmくらい残っていて、ところどころ踏み跡が硬かったので、
歩き易いように軽アイゼンを装着。
樹木の間から顔を出す韓国岳。小学生のころ親父や叔父に連れまわされ登った山。(笑)
私が帰郷する直前、立ち入り禁止区域が広がり、入山規制の対象となりました。
約30年ぶりに登ってみたいと思っていたんですが残念。。。
20~30分で2つ目の火口湖、六観音御池に到着。
湖面に向かって生える針葉樹が素敵でした。神秘的な感じ漂う湖でした。
風格ある杉の大木も六観音御池辺りは多かったです。
そこを過ぎて、北展望台へ向かうところが、登りがやや急になりますが、
そこ以外は緩いアップダウンの歩き易いトレイルでした。
私の体重が重いせいか、ぱるさんより雪を踏み抜く回数が圧倒的に多かった。(笑)
踏み抜いちゃうと、スネあたりまでズボッと行って、足が乱れます。。。
雪面に見える砂粒は、新燃岳の火山灰のようです。
北展望台へ出ると、遠くの雲上に山頂だけ出した桜島が噴煙を上げていました。
新燃岳の影響か、桜島も火山活動が活発化して来ているようです。
六観音御池越しに見える、山々の眺望が抜群でした。
北展望台から白鳥山頂上まですぐでした。
韓国岳の雄姿。荒々しい火口の様相。
白鳥山から見ると、新燃岳は韓国岳に隠れています。
韓国岳の背後に少し見える雲は、もしかしたら新燃岳の噴煙かもしれません。
白鳥山直下の氷結している湖が、その日3つ目の火山湖、白紫池。
最高の眺望!標高900mくらいより下は春霞のような雲海。
桜島をはじめ、いくつかの山々が遠くにポッカリ頂上を雲海の上に突き出していました。
私がかつて、、、25~30年前、子供の頃に父親と登った山々に思いを馳せましたよ。
見上げれば真っ蒼な空!
冬の・・・積雪のある霧島山系は初めてで、その全く違う表情は、とても新鮮でした。
そんな眺望や思いを堪能しながらの、棒ラーメンと雪で冷やしたビール!旨かった。
ぱるさん、どうもご馳走様でした!
復路、凍結した白紫池のほとりまで行きました。
ここはかつて天然のアイススケート場だったところです。
湖面に乗っても大丈夫でした。
踏み抜くと怖いので、ぱるさんより前には行きませんでした。(笑)
全部で4kmくらい、昼食入れて2時間くらいの山行でした。
素敵なトレッキングコースへ導いて下さった、ぱるさん!ほんとどうも有難うございました。
一旦、お昼に解散して、夜はチーム薩摩の方々と新年会。(笑)
ぱるさん、mujiさん、letmeseeさん、foxtaroさんと私の5人で焼酎を美味しく頂きました。
時節柄、新燃岳の話題が多かったですね。
噴火で無くなってしまったエメラルドグリーンの火口湖を惜しみ、
春に咲き誇るミヤマキリシマ(ツツジ)は無事だろうかと心配し、
あのトレイルは大丈夫か、一体いつごろ、またあの山に登れるのかetc。
山と自然をこよなく愛する同郷の皆さんの山への思いは熱かったです。
ちなみにこれが、噴火前の新燃岳火口。
エメラルドグリーンの火口湖がシンボルの山でした。
早くまた元に戻って欲しいですね。
ご一緒して頂いた皆さん、楽しい時間をどうも有難うございました。
また、是非フィールドで!飲み屋で!ご一緒しましょう!
あなたにおススメの記事