キャンプ　と　ブルーグラス

富士山登って来ました。



コースは須走口ルート。

2ヶ月くらい前のこと…
じゅんちちさんたちが、7月9～10日で富士山を登る計画を立てたと聞きました。


私事ですが…
7月9日が長女の誕生日でして。日程が重なったため最初は参加表明を見送り。。。




しばらくたったある日…
街飲みの席で、、、あらためてその登山計画を聞きました。


初日は7合目で小屋泊。小屋でご来光を拝んでから朝食後山頂アタック…
須走口から7合目までは5時間くらい…
2日目朝のご来光は4時半ごろで、6時過ぎからアタック開始…


…あれ?!
じゃぁ私が娘たちを10時ごろ寝かしつけてから、高速すっ飛ばして、
深夜1時に須走口を登りはじめたら、皆さんに合流出来るんですね…


な～んて冗談みたいな私の登山計画が酒の席で出来上がったりします。（笑）



半分冗談のつもりでいました。（笑）
初めて登る山をナイトハイクってどうかなと思ったし。。。
貫徹状態で登ったりすると高山病になり易いだろうしetc…


でも、なんか出来そうな気も！（笑）


体調が良くて、天気が良くて、高山病になったと思ったらすぐ敗退する。
それが絶対条件だな。そんな気持ちで富士登山の週を迎えました。


当日…まぁ取り敢えずパッキング。
そして娘の誕生祝い。


体調ふつう。天気よし。娘はなんと9時就寝…

…整いました！（笑）

須走口に着くと、駐車場が満杯で閉鎖。

路肩駐車も駐車場口から列をなしていて、
結局私が車停められたのは、駐車場から徒歩約20分下のとこ。

そんな感じで12時前に須走口をスタート。。。

しばらくは林間のトレイル。真っ暗。誰もいない。。。
写真撮ったら、写っちゃいけないものが写りそうだから写さなかった。（笑）


林間が途絶えるとやっと山小屋の灯りと、
登山ルートにヘッドランプを着けて登るハイカーたちが見えた。

そしてきらめく星空に圧倒される。

歩いてそう間もないが、ここは既に標高2000m地点。
澄んだ空気。文字通り満天の星空。

天の川が肉眼でもくっきり見えた。

いやいや、見えたなんてもんじゃない。。。

天の川が富士山の稜線から立ち上がり、天空をぐるっと廻り、

反対側の水平線に消えるまで、滅茶苦茶くっきり目で見えるのだ。


そして、流れ星がひっきりなしに見えた。
冗談抜きで森林限界超えてから7合目に着くまで20個以上の流れ星を見た。


眼下には、雲海が広がり、雲海の隙間から御殿場の夜景が見えてました。



感動のナイトハイクでした！…
例え途中で敗退したとしても、きっと後悔しなかったでしょう。
この日に登ってほんと良かったなぁ。


なんて、星を見上げながら歩き続け、7合目到着。

先発組、というか私以外は昨日からここの小屋に宿泊しています。

時間は未だ午前3時。
きっとご来光の始まる前、4時過ぎにはみんな起きて来るだろう。

それまでしばし仮眠しようと、ダウンジャケットと、レインの上下を着込み、
小屋の周りで一番風の吹かない場所を探して、ひざを抱えて眠った。

ウトウトする。汗が冷えて寒い。でも死ぬほど寒いワケじゃない。
時々全身を力ませれば、暖かさが戻る。

そうだ。
朝、先発組に来ていることを気づいてもらって置いてきぼり喰らわないようにしなきゃ！
と、ボーッと寝ぼけた頭でモブログを上げてみたりする。

また仮眠する。基本ウトウト寝ているのだが、徹夜で登ってきたせいで時折り気絶するように
深く眠り込む。浅く深くを繰り返す。。。

ふと眠りから覚めると、東の空が白み始め、
ご来光を見るために小屋から人が表に出だしていた。

みんなもそろそろ起きたかな。。。
仮眠していた場所からご来光がよく見えそうな場所へ移動する。

いない…。まぁ、写真でも撮りながら待つか。

白んだ空と雲海と都心方面の夜景を撮って遊ぶ。

雲海の上に頭を出しているのは丹沢山系だ。

ふと、気づくとそばにじゅんちちさんがいた。挨拶をかわす。
続々と皆さん現れる。

そしてすぐにご来光。歓声と溜息。


あっという間に太陽が半分以上顔を出す。雲海から昇るご来光が美しい。


じゅんちちさんと娘さん。

このご来光の時から、ずっと寄り添うように、
じゅんちちさんは娘さんをフォローし見守りながら登ってましたね。

ああ。俺も娘たちとこんな風に山を登りたい。そう思いましたよ。

おーし！今日もがんばるぞー！っと皆でご来光に誓うの図。


2日目、最高の滑り出しっす。




つづく…