「行ってもいいけど、車は置いといてね。」というカミさんの言葉に従い、
朝5時15分最寄り駅発の電車に。乗り換えを経て小田急線の秦野駅へ。
秦野発7時半ごろのバスに乗り換え、ヤビツ峠登山口に着いたのは8時半過ぎ。
まずは、三ノ塔までは黙々と登ります。
山桜がところどころ綺麗に咲いてました。
三ノ塔へ到着。ここからが、表尾根の見晴らしのよい稜線が始まり。
左手に白く浮かんでいるのが富士山。
見晴らしのよいトレイルの脇に、岩肌が露出している荒々しい景観も魅力です。
見下ろすと沢は深く、高所恐怖症の方には申し訳ないくらいスペクタクルです。
うーん…登山日和!
そうこうしているうちに12時半頃塔ノ岳到着。ここまでで約7kmちょい。
ややガスってますが、白くぽっかり富士山が浮かんでます。
丹沢山、蛭ヶ岳をロックオン。
缶ビールの向うに、登山女子もロックオン。(笑) ランチはパスタ。ドリップコーヒー。ビール。
昼食後、丹沢山に向かいます。塔ノ岳からはメイビー2.7km先。
ここから先は、閑散とした木立と背の低い笹藪の登山道が続きます。
表尾根以上に、稜線からの眺望がよいトレイルです。
塔ノ岳から先は、ピストン縦走する健脚なハイカーか、山小屋泊のハイカーにほぼ限られるので、表尾根や大倉尾根に比べると登山者の数も少なく落ち着いた山行が楽しめます。
こちらが丹沢山山頂。丹沢唯一の日本百名山。
軽く水入れして今回の目的地、蛭ヶ岳へ。丹沢山から(確か…)4.3km。
蛭ヶ岳手前になると木立がより閑散とし、立ち枯れしたような木々が増えてきます。
荒涼とした感じもします。
何といっても眺望のよいトレイルが素敵です。
丹沢山~蛭ヶ岳間は、ほぼ稜線上の全ての地点が360度パノラマ!
イメージ的には、三ノ塔~塔ノ岳の間と似ていますが、眺望はその上を行きます。
鬼ヶ岩から蛭ヶ岳を望む。
この鬼ヶ岩から先に、ガレ、鎖場を下るところがあって、そこを超えると、ほぼひたすら登り続きになります。
蛭ヶ岳に着いたのは午後4時ごろでした。
ちょうど頂上に着いたころ、
雲海が西丹沢のほうから湧き出して、眼前の檜洞丸を飲み込もうとしていました。
やがて夕刻に。思いもよらなかった夕焼けと雲海の幻想的な景色が拝めました。
南アルプスの稜線に沈む夕陽。
雲海もほんのり暁色に染まります。
西丹沢から湧き出た雲海が、
檜洞丸と大室山の稜線を、まるで滝のカーテンように覆い被さってきます。
雲上の富士山。
富士山の手前にちょこっと山頂を見せているのが檜洞丸。
両肩に雲海のマントを羽織っているようです。
一日の締めくくりに、こんな最高の景色が見られるなんて、なんてラッキーな日!!
蛭ヶ岳。来てよかったとしみじみ思いました。。。
続く…かも。
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