目的その1 「蛭ヶ岳からの夕暮れがまた見たい。」
偶然にも雲海が発生し、予想以上に美しい夕暮れを堪能出来ました。
目的その2 「蛭ヶ岳からの夜景がまた見たい。」
横浜、川崎、東京にわたるキラめく夜景は、やはり素晴らしかったです。
…ただちょっと春霞の影響があったのが残念。
空気が澄んでいるときは、
遥か木更津あたりまで、幾千幾万ものキラめきが放つ、さらに奥深い夜景が見れます。
また次回を楽しみにしたいと思います。
で、目的その3 「神ノ川乗越の水場を再訪してみたい。」が、
今回の蛭ヶ岳登山2日目の個人的ハイライトでした。
蛭ヶ岳山荘に1泊した翌朝…
山荘の朝は早いです・・・・・4時起床!(爆)
昨日歩いた塔ノ岳、丹沢山の稜線が薄暗がりに見えます。
この日は、全体的に薄雲がかかり、ご来光、朝焼け、ともに拝めませんでした。
さて、山荘の朝食を済ませ、本日の山行に出発。
まずは、4.9km先の檜洞丸を目指します。丹沢第2の標高の山です。
蛭ヶ岳の西の斜面を下って行きます。
・・・・・1年前になりますが、私は今回の逆走ルートでこのガレ場を登って蛭ヶ岳に到着しました。
ハプニングでナイトハイクになり、蛭ヶ岳山頂に着いたのは夜8時過ぎでした。
その時は、ヘッドライトの照らす範囲しか見えていませんでしたけど…
明るい時間に改めてガレ場全域を見て、その時のことを思い出し、ゾクッとしました。(笑)
1時間半ほど歩いたころ。振り返ると、蛭ヶ岳の脇から太陽が顔をのぞかせました。
朝の時点で、気温12℃。今日も暑くなりそうです。
神ノ川乗越の水場は、ちょうど蛭ヶ岳と檜洞丸の中間地点あたり。
登山道付近は枯れ沢のようで水がありません。
登山道から300mくらい沢沿いを下ったところに源流が湧き出ています。
・・・・・1年前ここに辿り着いた時。
その日は丹沢で一、二のアップダウンがきつい箇所を含め15km歩き通しばかりで、疲労困憊の状況でした。前日も23km歩いていて疲れが溜まっていたのもあります。
水も残り100cc切ってました。
とにかく水の確保が第一だと、この水場を探して右往左往しました。
そして、ここの水に在り付けたおかげで、喉を潤し、空腹を満たし、疲労回復して、なんとか蛭ヶ岳山荘まで辿り着くことが出来ました。
私にとっては、そんな思い出深い水場でございます。
さて今回、ここに着いた時点で、水の残りは1.5L。
残りの下山ルートを考えると十分足りる量ですが、前回のお礼にこの水場は是非訪問しなければと思っておりました。
手を洗い、顔を洗い、頭に水をかぶり。そして、ごくごくと源流の水を飲みました。
お土産にナルゲンボトルで500cc頂きました。
またいつか、お世話になる時、よろしくお願いしますと、水場を後にしました。
檜洞丸へと向かいます。
林の中の登山道なので眺望が全くありません。(笑)
そして長い急登続きです。
丹沢の登山道では、檜洞丸の前後が、一番急登がキツイんじゃないかと思います。
ハァハァ喘ぎながら、時折り頭上を睨みながら頂上を征することだけを考え、ただ足を一歩づつ前に出し続けます。
ようやっと山頂手前の山荘が見えてきました。
山荘の鯉のぼりがラブリーで、微笑んでしまいました。
檜洞丸山頂です。木立に覆われています。
まだ新緑にも、シロヤシオの花にも早すぎて、おまけに全く眺望もなく、、、
今回は、景色的には、あんまりいいところがありませんでした。(笑)
今月中~末あたりになると、花と緑に溢れた山頂へ変貌を遂げ、美しい山頂になります。
檜洞丸山頂から、ツツジ新道を経て、西丹沢自然教室へと下山開始。標高差1,000mほぼ下りっぱなし。しかも、階段、急坂、鎖、梯子とバラエティに富む登山道。
檜洞丸山頂同様、新緑にも、シロヤシオの花にも早すぎて、眺望もなく、、、
というワケでカメラを取り出すこともなく、、、しばらくひたすら下ることに専念してました。(笑)
標高900mを切ったあたりから、ミツバツツジや、新緑が景色を彩るようになり、
単調な下りから開放されました。
新緑のトレイルって、ほんと癒されます。
こちらは、頭上の山桜と、眼下のミツバツツジの共演。
新緑の中、神ノ川源流の水で淹れたドリップコーヒー。
おいしかったですよ。
そして今回の山行最後の食事を取りました。
更に下って、ゴーラ沢出会い。ここで登山道は終了です。
清流で顔と手を洗ってすっきりしました。
後は西丹沢自然教室までの林道歩き。
帰りは、西丹沢自然教室からバスで小田急松田駅まで出て、小田急線で帰りました。
GWだったので、結果的にマイカーより楽だったかな。。。
久しぶりの山小屋泊、堪能した連休でした。
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